专利摘要:
溝穴カバー作動アセンブリは、発射物上に形成された溝穴部を介する進路制御を行う。この溝穴カバー作動アセンブリは、溝穴カバーと、留め具(例えばネジ)、及び、アクチュエータ(例えば、起爆装置)を有する。留め具は、発射物上の設置位置に上記溝穴カバーを設置できるように形成される。溝穴カバーが上記設置位置にある時、溝穴カバーは発射物上の溝穴部を覆う。アクチュエータは、溝穴カバーを発射物上の設置位置から開放できるように形成される。アクチュエータが溝穴カバーを発射物上の設置位置から開放する時、溝穴カバーは発射物上の溝穴部から外され、よって、制御表面部材(例えばフィン)の展開が可能となる。
公开号:JP2011514957A
申请号:JP2010529988
申请日:2008-06-30
公开日:2011-05-12
发明作者:トーマス;アール. ロジャース
申请人:ウッドウォード エイチアールティー インコーポレイティド;
IPC主号:F42B10-14
专利说明:

[0001] 本発明は、発射物上の溝穴部を介した進路制御技術に関する。]
背景技術

[0002] 従来の誘導兵器には、飛行中の軌道を制御する可動フィンを有するものがある。このフィンは、砲弾の外側に位置しており、種々の方向に動いて、上記誘導兵器を大気中(及び、または、水中)において、目標物へと操舵する。]
[0003] このような従来の誘導兵器において、一般に、誘導システムは砲弾の内側に存在する。この誘導システムは、一般に、プロセッサ、モーター、及び、モーターとフィンとを連結するモーター接続部を有する。
飛行中、上記プロセッサは、対応する接続部を駆動するモーターを操作し、フィンを動かす。砲弾の外側に配置されるフィンにおいて、上記フィンは、誘導兵器を空気力学的に目標物へと誘導する。]
[0004] 従来の誘導兵器の例としては、ロケット、地上から発射する誘導ミサイル、航空機から投下する誘導爆弾等が挙げられる。]
[0005] 従来型の魚雷も、また、可動フィンを有しており、これにより、発射後、上記魚雷が進路を変更することを可能にしている。]
発明が解決しようとする課題

[0006] 誘導兵器の可動フィンは、発射するまで上記兵器の砲弾内に格納するのが望ましい。即ち、ある状況においては、初期状態においては上記可動フィンは砲弾内に引っ込めた位置に配置させ、発射後の後になってから上記可動フィンを砲弾の外側の外部動作位置に展開するのが有利である。例えば、発射前に退避位置に退避する可動フィンを使用する上記砲弾は、ある種の輸送方法や代替の発射方法に対してさらに適切できるであろう。]
[0007] 初期状態で引っ込む形式のフィンを使用する方法の一つは、砲弾が軌道頂点に達するまで上記フィンを砲弾内に格納した状態で砲弾を発射することに関する。]
[0008] 次に、砲弾内の固定解除/展開システムが砲弾の開口部を介してフィンをその外部の動作位置へと広げる。フィンがその外部の動作位置に位置すると、砲弾内の誘導システムはフィンを動かして、砲弾を所望の目的物へと操舵する。]
[0009] 残念なことに、もし上記フィンを広げるのに通過させるための砲弾に形成された開口部が初期状態においてカバーが掛けられていない場合、上記誘導システムは損傷を受けやすい。特に、発射中の上記開口部近傍における空気力学的な力は、モーター及び誘導システムの対応する接続部を損耗し、過大な応力を与え、さらには破壊さえする。]
[0010] さらに汚染(例えば、輸送中や格納中における周囲のちりや破片、兵器発射中のガス等)が上記開口部を介して入り込み、誘導システムが誤動作し、さらには機能不全に陥る。もし、誘導兵器が軌道を外して意図しない目的物に命中したら、その結果は悲惨なものになるかもしれない。]
課題を解決するための手段

[0011] 本発明の種々の実施例は、溝穴カバーを利用した発射物(例えば、誘導兵器)上の溝穴部を介する進路制御を行う技術を対象とするものである。]
[0012] 溝穴カバーが所定の位置にある間、上記溝穴カバーは、発射物の内部構成要素を外部の障害(例えば、空気力学的な損傷を与える力、汚染、温度等)から保護できる。溝穴カバーが開放されると、実質的に内部空洞に格納されていた制御表面部材は自由に広がって発射物の軌道を制御できるようになる。]
[0013] ある態様は、発射物上の溝穴部を介する進路制御を行う溝穴カバー作動アセンブリを対象とするものである。]
[0014] 上記溝穴カバー作動アセンブリは、溝穴カバー、留め具(例えば、ネジ)、及び、アクチュエータ(例えば、起爆装置)を有する。上記留め具は、上記溝穴カバーを上記発射物上の設置位置に設置するように形成される。上記溝穴カバーが上記設置位置に有る時、溝穴カバーは発射物上の溝穴部を覆う。上記アクチュエータは、上記溝穴カバーを発射物上の設置位置より開放できるように形成される。アクチュエータが溝穴カバーを発射物上の設置位置より開放すると、溝穴カバーは発射物上の溝穴部から外れる。]
発明の効果

[0015] 本発明のある態様は、溝穴カバーを使用する、発射物(例えば、誘導兵器)上の溝穴部(あるいは、開口部)を介する進路を制御する技術を対象にしている。]
[0016] 溝穴カバーが所定の位置に居る間、上記溝穴カバーは、発射物を外部からの障害(例えば、損害を与えるような空気力学的な力、汚染、外気温度等)から発射物を保護することができる。溝穴カバーが開放されると、実質的に発射物の外側筐体内に存在する制御表層部が自由となって展開し、発射物の軌道を制御する。]
図面の簡単な説明

[0017] 前述の、また、その他の目的、特徴、及び、利点は、添付の図面に描写されるように、以下に述べる本発明の特定の実施例の説明により明らかになるであろう。全ての図面に渡って、同様の参照符号は、同様の部品を示すものである。図面は必ずしも、縮尺が合っているわけではなく、本発明の種々の実施例において、主要部品を描写する時、強調をおこなっている。]
[0018] 本発明の溝穴カバー作動アセンブリを有する発射物装置の一部を を示す図である。
本発明の図1の発射物装置の斜視図である。
本発明の図1の発射物装置の特定部品の全体図である。
本発明の図1の溝穴カバー作動アセンブリの溝穴カバーの上面図である。
本発明の図4の溝穴カバーの側面断面図である。
本発明の図1の発射物装置のユーザー及び/または、製造業者により行われる手順のフローチャートである。] 図1 図4
実施例

[0019] 図1は、発射物体22及び溝穴カバー作動アセンブリ24を有する発射物装置20(例えば、誘導発射物)の一部を示す。] 図1
[0020] 溝穴カバー作動アセンブリ24は、発射物体22上の溝穴部26(すなわち、図1のYZ平面の2次元に形成された開口)を介しての進路を制御するように配置されている。特に、溝穴カバー作動アセンブリ24が溝穴部26を覆っている間、溝穴カバー作動アセンブリ24は、流体(例えば、空気や水等)や、なんらかの破片や外からの物体が溝穴部26を通るのを防ぐ。] 図1
[0021] 一方、溝穴カバー作動アセンブリ24が溝穴部26を覆わない場合、可動フィンのような物体は溝穴部26を介して展開することが可能であり、これにより発射物装置20の方向を制御する。]
[0022] 図1に示すように、発射物体22は、外側筐体28と内部保持部材30を有する。外側筐体28には内部空洞32が形成されており、この内部空洞32内には上記内部保持部材30と制御表面部材34の1セット(即ち、一般的には、図1の矢印34に示すように、一つ以上の制御表面部材34)が備えられている。] 図1
[0023] 溝穴部26が覆われていない時、各制御表面部材34(例えば、フィン、フラップ、翼、かじ、補助翼、及び、その他の形式の先尾翼等)は、対応する溝穴部26を介して、内部空洞32から外側筐体28の外側に存在する動作位置に移動する。制御表面部材34がそのような外部動作位置に位置すると、この制御表面部材34は、飛行中、発射部物装置20の軌道に影響を与える制御表面を形成するように配置される。]
[0024] 溝穴カバー作動アセンブリ24は、溝穴カバー36、留め具38、及び、アクチュエータ40を有する。溝穴カバー36は、実質的に平面状であり(例えば、図1のYZ平面上)、初期状態においては、発射物体22上の設置位置42の所定の溝穴部26を覆っている。] 図1
[0025] その後、動作信号44、例えば、発射物装置20の誘導システム46で発生した電子信号に従って、アクチュエータ40は溝穴カバー26を設置位置42から開放する。]
[0026] ある構成においては、アクチュエータ40は内部保持部材30に付着するネジ部48を有する起爆装置であり、留め具38は頭部50及び起爆装置のネジ部48にねじ込まれる軸部52を有するネジ(ボルト)である。]
[0027] 起爆装置の爆発前、ネジのねじ山部は、溝穴カバー36を設置位置42に高い信頼性をもって保持している。]
[0028] 次に、起動信号44に反応して、起爆装置は、爆発力を発生して溝穴カバー36と留め具38をある方向(例えば、図1のX方向の正方向)に推進させ、内部保持部材30から引き離し、外部筐体28を通り過ぎさせて、溝穴カバー36及び、留め具38を溝穴部26の近辺から除去する。] 図1
[0029] ある構成においては、軸部52のねじ山部は、起爆装置が起動中に崩落するように形成されており、よって、ネジが、アクチュエータ40のネジ部48から外れることが可能になる。]
[0030] 例えば、爆発力は、その保持部からネジのシャフト部52を引きはがし、ネジと溝穴カバー36を外側筐体28から安全に引き離すのに十分大きくてよくて、よって、これらの部材は、発射物装置20のその後の飛行を不用意に妨害することはない。]
[0031] その他の構成において、アクチュエータ40は起爆装置の爆発に反応して外れる切り込み部を有しても良い。]
[0032] これにより、起爆装置が爆発すると、アクチュエータの自由になった部分(例えば、ネジ部48)、留め具38、及び、溝穴カバー36が外側筐体28より分離し、制御表面部材34が自由に展開できるようになる。]
[0033] さらに詳細な説明を、図2を参照して行う。] 図2
[0034] 図2は、発射物装置20の斜視図である。ここでは、発射物装置は、複数(例えば4枚)の制御表面部材34を有しており、それぞれの制御表面部材34は、発射物装置20の飛行中、その軌道を制御するために動くことができる。もちろん、発射物装置20は、図2で示す以上の、または、以下の数の(例えば、2枚または3枚等の)制御表面部材34についても適切に使用しうる。] 図2
[0035] 発射前に、制御表面部材34が外側筐体28により形成される内部空洞32(図1)内に存在することは理解できるであろう。特に、発射物装置20は、制御表面部材34を引っ込ませた状態で収納するので、いくつかの利点、例えば、簡単、かつ安全な輸送、発射の代替手段が広く選択できること、発射物装置20が航空機の翼の下につけられて運ばれる場合、この発射物装置20に起因する障害が少ないこと、を有することを可能にする。] 図1
[0036] しかしながら、発射物装置20の対応する溝穴カバー作動アセンブリ24(図2の矢印24に一般的なものを示す)が溝穴カバー36と留め具38(これも図1参照)を開放すると、図2に示すように、制御表面部材34は、内部保持部材30(図1)から溝穴部26を介して放射状に展開する。 このような溝穴カバー36と留め具38の開放、及び制御表面部材34の展開は、発射後、特定の時点で起こってもよい(例えば、飛行の頂点、海水面に対してある高さで、発射後、ある時間が経過後、あるいは、送信した無線信号に反応して、等)。 さらに詳しい説明を図3を参照して行う。] 図1 図2 図3
[0037] 図3は、発射物装置20の一部を示す側面断面図であり、図1とは異なる断面を示している(即ち、図1に対して、Y軸上の異なる点を通る断面)。図3に示すように、溝穴カバー36は、外側筐体28に形成された凹部60に備えられることが望ましい。その結果、溝穴カバー36の上面は外側筐体28の上面と実質的に同一平面となる。] 図1 図3
[0038] さらに、図3に示すように、制御表面部材34(例えば、フィン)は、外側筐体28に形成される内部空洞32内に実質的に収納されていて、位置64にある溝穴カバー36に隣接している。] 図3
[0039] ある構成において、誘導システム46(即ち、一般的には、図1の矢印46に示す誘導回路、モーター、接続部、バネ等)が、制御表面部材34に所定量Fの力62を与え、(例えば、バネ装置を利用して)、よって、この制御表面部材34を、内部空洞32から溝穴部26を通って出て行くように、ある方向へ駆動、付勢する(例えば、制御表面部材34の下部が、図3のX方向、反時計回りに回る)。] 図1 図3
[0040] 展開時まで制御表面部材34を内部空洞32に保持するには、溝穴カバー36及び留め具38(これも図1参照)が最低、上記所定量Fの力で、反対方向(即ち、矢印62の反対方向)に、保持力を与えて、制御表面部材34を実質的に内部空洞32に保持する。 溝穴カバー36が設置位置42から除去されると、制御表面部材34は溝穴部26を介して、外部動作位置へと自動的に展開配置される。] 図1
[0041] ある代替的な構成においては、溝穴カバーの除去は、上記のように(例えば、バネ仕掛けのフィンのように)制御表面部材34を開放する働きを行わない。これらの代替的な構成においては、制御表面部材34は、内部空洞32内のおそらく、より深い位置の収納位置に固定されている。]
[0042] 溝穴カバー36が開放されると、別構成の固定解除/展開システムが作動することにより、制御表面部材34は、溝穴部26を通って、動作位置へと展開する。]
[0043] 図3には、制御表面部材34が溝穴部26を通って展開する時において、制御表面部材34にかかる力62を、制御表面部材34を旋回させるトルク成分をもつものとして描写しているが、これは単に一例に過ぎないものである。その他の構成、例えば、側部展開配置、全回転展開配置なども適切に使用することができる。] 図3
[0044] より詳細な説明を、図4及び5を参照して行う。] 図4
[0045] 図4及び5は、溝穴カバー36のある特定の詳細を示す。図4は、溝穴カバー36の上面図である。図5は、溝穴カバー36の側部断面図である。] 図4 図5
[0046] 図に示すように、溝穴カバー36は、図4及び5のZ軸方向に延びている。溝穴カバー36には、Z軸方向に沿って中心軸80が設定されており、さらに、留め穴82、及びZ軸方向に沿って、かつ、中心軸80に対して、留め穴82の反対側に細長いヒンジ縁部84が形成されている。密閉性を良くするため、溝穴カバー84の実質的に周辺付近にガスケット86を配置することが可能であり、これにより、溝穴カバー36が発射物体22上の設置位置42に収納されている時(これも図1を参照)、溝穴カバー36と発射物装置本体22の外側筐体28の間に位置する溝穴部26廻りにおいて、適合した密閉性を提供できる(図4の点線で示す)。] 図1 図4
[0047] 上記留め穴82(例えば、皿穴のねじ穴一つ)は、留め具38(例えば、連結ネジ)のシャフト部52(図1)が通ることはできるが、その頭部50は邪魔して通り抜けることはできないようになっている。] 図1
[0048] この留め穴82は、中心軸80からずらして形成されており、よって、溝穴部26と干渉せずに、留め具38が溝穴カバー36を掴み、かつ、アクチュエータ40と契合することが可能になっている(図1のネジ部48を参照)。] 図1
[0049] 上記、細長のヒンジ縁部84は、発射物体22(図1)の外側筐体28の対応する細長の凹部(または溝部)88に枢動可能にしまい込めるように形成されており、外側筐体28へのヒンジ形式の取り付けと、外側筐体28から構穴カバー36のヒンジ形式の取り外しを可能にする。] 図1
[0050] 即ち、この取り付け、取り外しの両方とも、図4及び5に示すように、溝穴カバー36のZ軸周りの旋回移動を要する。このように、アクチュエータの作動中において、溝穴カバー36がヒンジ縁部84周りに旋回運動を行うことにより、溝穴カバー36を外側筐体28より退かせ、引き離すのに必要なアクチュエータの負荷がより少なくて済む。] 図4
[0051] 図6を参照してさらに詳しい説明を行う。] 図6
[0052] 図6は、発射物の溝穴部を介した進路制御を行うために、ユーザーにより行われる手順100を示したフローチャートである。工程102において、ユーザーは溝穴カバーを準備する(例えば、図1、及び、図3乃至5の溝穴カバー36を参照)。] 図1 図3 図6
[0053] 工程104において、ユーザーは留め具(例えば、図1の留め具38)を利用して、溝穴カバーを発射物上の設置位置に設置する。] 図1
[0054] ある構成において、ユーザーは、溝穴カバーのヒンジ縁部(例えば、図4及び5の縁部84を参照)を発射物の対応する凹部(例えば、図5の縁部84と凹部88を参照)に所定の角度(例えば45°)にて差し込む(例えば、契合させる、または、押し込む)。] 図4 図5
[0055] 次に、ユーザーは、溝穴カバーを上記発射物上で閉じ、ネジと起爆駆動アクチュエータを結合して、溝穴部を覆う(即ち、溝穴カバーが発射物の表面に対して平らになるまで、溝穴カバーの角度を平らにする)。]
[0056] 溝穴カバーが設置位置に収納されている状態において、溝穴カバーは頑強に、かつ高い信頼性で、発射物上の溝穴部を覆う(例えば、図1参照)。] 図1
[0057] 工程106において、ユーザーは、アクチュエータ(例えば、図1のアクチュエータ40を参照)に対して、溝穴カバーを発射物上の設置位置から開放させるような手続きを行う。] 図1
[0058] 例えば、ユーザーは、起爆装置起動アクチュエータを、電気起動信号に反応して溝穴カバーを開放できるように形成する。電気起動信号を受信すると、起爆装置は爆発して、設置位置より溝穴カバーを開放する。]
[0059] このような起動を、発射物の発射後、飛行中においておこなうことができる。よって、発射物内の機構は、発射前、発射中、及び発射直後において、溝穴部を介して発生する汚染や流体による力学的な応力から保護される。
進路制御が必要な溝穴部が複数或る場合においては、ユーザーは、各溝穴部において、手順100を繰り返せばよい。]
[0060] 例えば、発射物が4つの溝穴部をもち、初期状態において退避している状態で収納されている制御表面部材34が、発射後にこれらの溝穴部を介して展開されるような場合においては、ユーザーは、これら4つの溝穴部について、手順100(例えば、図2を参照)をそれぞれ行う。] 図2
[0061] 上述の通り、本発明の実施例は、溝穴カバー36を使用した発射物20(例えば、誘導兵器)において、この発射物20上に形成された溝穴部26を介した進路制御を行うための技術を対象とするものである。]
[0062] 溝穴カバー36が所定の位置にある間、溝穴カバー36は、発射物20内の内部要素を外的な障害(例えば、損傷を与えるような空気力学的な力、汚染、温度)から保護することが可能である。]
[0063] 溝穴カバー36が開放されると、実質的に内部空洞32内に収納されていた制御表面部材34は自由に広がることができるようになり、発射物20の軌道を制御する。]
[0064] 本発明の種々の実施例について特定な例を挙げて説明したが、添付の請求項において規定される本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、形式や詳細において種々の変更が可能であるということは、この技術の当業者には理解できよう。]
权利要求:

請求項1
発射物上の溝穴部を介する進路制御の方法であり、上記方法は、溝穴カバーを提供する工程と、留め具を使用して溝穴カバーを発射物の設置位置に設置する工程において、上記溝穴カバーは上記設置位置に位置する時、上記溝穴カバーは、発射物上の溝穴部を覆うものであるところの工程と、アクチュエータを使用して溝穴カバーを上記発射物上の設置位置から開放する工程において、上記溝穴カバーが上記発射物上の設置位置から開放される時、上記発射物上の溝穴部は覆いをはずされるところの工程から構成される方法。
請求項2
上記留め具はネジであり、上記アクチュエータは起爆装置であり、上記留め具を使用して溝穴カバーを発射物上の設置位置に設置する工程は、溝穴カバーの細長ヒンジ縁部を上記発射物の対応する細長凹部に旋回して押し込み、ネジを発射物にねじ込んで溝穴カバーを設置位置に保持する工程を有し、上記アクチュエータを使用して溝穴カバーを発射物上の設置位置から開放する工程は、起動信号を起爆装置に供給する工程を有するものであり、上記起爆装置は起動信号に反応して爆発力を発生し、これにより溝穴カバーとネジを推進させて上記発射物から引き離し、上記溝穴カバー及び留め具を上記発射物の近傍から取り除くものである、請求項1に記載の方法。
請求項3
発射物上の溝穴部を介した進路制御を行う溝穴カバー作動アセンブリにおいて、溝穴カバーと、溝穴カバーを上記発射物の設置位置に設置するように配置された留め具であり、上記溝穴カバーは上記設置位置に位置している時、上記発射物上の溝穴部を覆うものであるところの留め具と、上記溝穴カバーを上記発射物上の上記設置位置から開放するように配置されたアクチュエータであり、上記アクチュエータが溝穴カバーを上記発射物の上記設置位置から開放する時、上記溝穴カバーを上記発射物上は上記発射物上の溝穴部から外れるところのアクチュエータ、を有して構成される、溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項4
上記発射物は、溝穴部が形成された外部筐体と、上記外部筐体内に配置された内部保持部材を有し、上記アクチュエータは、上記発射物の内部保持部材に取り付けられるように配置される、請求項3に記載の溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項5
上記アクチュエータは、起動信号に反応して爆発力を供給する起爆装置を含み、この爆発力により溝穴カバーと留め具に、これらが上記内部保持部材から離れてさらに外側筐体を通り超すような方向に推進力を与え、よって、上記溝穴カバーと留め具を上記溝穴部の近傍から除去するところの、請求項4に記載の溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項6
上記アクチュエータは、さらに、ネジ部を含み、上記留め具は、上記溝穴カバーを上記発射物の設置位置に設置するように上記ネジ部にねじ込めるように形成されたネジであり、上記ねじ込まれたネジは、上記起爆装置により供給される爆発力に反応して、上記ネジ部より分離するように形成される、正確に一つのネジを有するところの、請求項5に記載の溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項7
上記溝穴カバーは、細長い形状を有し、さらに、上記溝穴カバーには、細長方向に延びる中心線と、上記溝穴カバーを上記発射物上の設置位置に設置する時、上記ネジが通すためのネジ穴であり、上記ネジ穴は上記溝穴カバーに設定される中心線からずれているところの、ネジ穴が形成されているところの、請求項6に記載の溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項8
上記溝穴カバーは、さらに、上記細長方向に延びる方向の縁に沿って細長ヒンジ縁部が形成されるものであり、上記細長ヒンジ縁部は外側筐体へのヒンジによる設置を行えるよう、かつ、上記外側筐体から上記溝穴カバーが開放できるように、上記発射物の外側筐体の対応する細長凹部に旋回して押し込めるように形成するものである、請求項7に記載の溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項9
上記記留め具が上記溝穴カバーを上記発射物上の設置位置に設置する時に、上記溝穴カバーと留め具は、ある所定量以上の保持力を上記設置位置から内部保持部材に向かう方向へと供給し、制御表面部材を外部筐体に形成された内部空洞内に実質的に保持する、請求項4から7に記載の溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項10
上記溝穴カバーの周囲に実質的に広がるガスケットを更に有する溝穴カバー作動アセンブリであり、上記溝穴カバーが上記発射物の設置位置に存在する時、上記ガスケットは上記溝穴部の周辺において、上記溝穴カバーと発射物の外側筐体との間に規定の密閉性を供給するように構成される、請求項4から7に記載の溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項11
上記ネジは、ねじ山部と頭部を有し、上記溝穴カバーには、さらに、上記ネジのねじ山部が上記アクチュエータのネジ部と契合して上記溝穴カバーを上記発射物上の設置位置に設置した時、上記ネジの頭部を引っ込せるための皿穴が形成されている、請求項6または7に記載の溝穴カバー作動アセンブリ。
請求項12
発射物体と、発射物体上の溝穴部を介する進路制御を行うように形成された溝穴カバー作動アセンブリを有し、上記溝穴カバー作動アセンブリは、溝穴カバーと、上記発射物体上の設置位置に溝穴カバーを設置するように形成された留め具であり、上記溝穴カバーが上記設置位置に有るとき、上記溝穴カバーは、上記発射物体上の溝穴部を覆うところの留め具と、上記発射物体上の設置位置から上記溝穴カバーを開放するように形成されたアクチュエータであり、上記アクチュエータが上記発射物上の設置位置から上記溝穴カバーを開放する時、上記溝穴カバーは上記発射物体上の溝穴部から取り外されるところのアクチュエータ、を備えて形成される、発射物装置。
請求項13
上記発射物体は、溝穴部が形成される外側筐体と、上記外側筐体内に配置される内部保持部材を有し、上記アクチュエータは、上記発射物体の内部保持部材に取り付けられるように形成されたものである、請求項12に記載の発射物装置。
請求項14
上記アクチュエータは、起動信号に反応して爆発力を供給する起爆装置を含み、この爆発力により溝穴カバーと留め具に、これらが上記内部保持部材から離れてさらに外側筐体を通り超すような方向に推進力を与え、よって、上記溝穴カバーと留め具を上記溝穴部の近傍から除去するところの、請求項13に記載の発射物装置。
請求項15
上記アクチュエータは、さらに、上記内部保持部材を搭載するネジ部を有し、上記留め具は上記溝穴カバーを上記発射物の設置位置に設置するように上記ネジ部にねじ込めるように形成されたネジであり、上記ねじ込まれたネジは、上記起爆装置により供給される爆発力に反応して上記ネジ部より分離するように形成される、正確に一つのネジを有するところの、請求項14に記載の発射物装置。
請求項16
上記溝穴カバーは、細長い形状を有し、さらに、上記溝穴カバーには、細長方向に延びる中心線と、上記溝穴カバーを上記発射物上の設置位置に設置する時、上記ネジが通すためのネジ穴であり、上記ネジ穴は上記溝穴カバーに設定される中心線からずれているところの、ネジ穴が形成されているところの、請求項15に記載の発射物装置。
請求項17
上記溝穴カバーは、さらに、上記細長方向に延びる方向の縁に沿って細長ヒンジ縁部が形成されるものであり、上記細長ヒンジ縁部は外側筐体へのヒンジによる設置を行えるよう、かつ、上記外側筐体から上記溝穴カバーが開放できるように、上記発射物の外側筐体の対応する細長凹部に旋回して押し込めるように形成するものである、請求項16に記載の発射物装置。
請求項18
上記留め具が上記溝穴カバーを上記発射物体上の設置位置に設置する時に、上記溝穴カバーと留め具は、ある所定量以上の保持力を上記設置位置から内部保持部材に向かう方向へと供給し、制御表面部材を外部筐体に形成された内部空洞内に実質的に保持する、請求項13から16に記載の発射物装置。
請求項19
上記溝穴カバーの周囲に実質的に広がるガスケットを更に有する発射物装置であり、上記溝穴カバーが上記発射物体の設置位置に存在する時、上記ガスケットは上記溝穴部の周辺において、上記溝穴カバーと発射物の外側筐体との間に規定の密閉性を供給するように構成される、請求項13から16に記載の発射物装置。
請求項20
上記ネジは、ねじ山部と頭部を有し、上記溝穴カバーには、さらに、上記ネジのねじ山部が上記アクチュエータのネジ部と契合して上記溝穴カバーを上記発射物体上の設置位置に設置した時、上記ネジの頭部を引っ込せるための皿穴が形成されている、請求項15または16に記載の発射物装置。
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